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木曜の夜、午後10時

今日のありふれた奇跡も相当よかった。
登場人物たちがますます生き生きとしてきて、
会話が本当におもしろくて、気づいたら顔が笑っている。
木曜日の夜はなんだかあったかい気持ちに包まれます。
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by sayacok | 2009-02-12 23:12 | DAY&NIGHT

チェ★チェ★チェ★

チェ二部作を観てきました。
「チェ 28歳の革命」と「チェ 39歳別れの手紙」。

本当に…素晴らしかったです。
チェ・ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロに惚れ惚れ。
ソダーバーグ監督の骨太な映画を観れたのも嬉しかった。
なんか、「トラフィック」以来、という感じ。

「チェ 28歳の革命」は、ゲバラがカストロと出会ってキューバ革命で勝利するまでの物語。
「チェ 39歳別れの手紙」は、キューバ政権での地位、何不自由ない暮らし、家族を
全て捨てて、ボリビアの革命戦争に身を投じ、ボリビア政府に処刑されるまでを描くもの。

「チェ 28歳の革命」は、革命の理念を行動に移し、それが成功するので、
映画自体もとてもドラマティックで高揚感がある。
ゲバラはとても自信に満ち、成功を確信しているように見えた。

「チェ 39歳別れの手紙」は、ボリビアでの革命戦争で数々の失敗を犯し、
仲間を失い、追い詰められ捕らわれてしまう。
歴史的背景に詳しくないので、戦場での駆け引きや事態の変化がわかりにくく、
少し単調なのだけど、後からじわじわと考えさせられるのは「39歳」のほうだと思った。
ゲバラに、キューバ革命時の確固たる自信のようなものは感じられず、
明日何が起こるかわからない、そんな恐れの中の迷いとか、
私はむしろこの頃のゲバラに人間らしさを感じた。
捕らわれの身になり、処刑される時のデル・トロの表情は、
本当にこの人がゲバラなのかも?と錯覚してしまったほど。

ラテンアメリカの歴史的背景、アメリカとの関係、キューバの歴史…。
知らないことが多すぎるので、勉強してから見れば、もっと味わい深いのだろうなあ。
ゲバラ関係の本を読んでから、もう一回観てみたい映画。

今朝の中日新聞サンデー版には、タイムリーに「キューバ革命50年」の特集。
「こんな国はどこにもない。
社会主義国なのに官僚的でない、一党独裁なのに権力の腐敗がない、
米国にいじめられ続けてもめげない、貧しいのに明るい、苦しいのに希望に満ちている・・・。」
大学生の頃、村上龍がキューバを大絶賛していたり、
映画が話題になって、キューバ音楽が注目されたりしていたけど、
キューバにもゲバラにも特に興味を持つことがなかった。

でもこの映画を観て、すごく知りたくなってきた。
日本経済を牽引してきた自動車産業の工場ラインを支えてきた人々が、
景気が傾いたとたんに真っ先に職と住まいを失う…そんな事態になるしかない今の日本が、
この先の道を探る何かのヒントがあるのかもしれない、という気が少しする。

ゲバラって今もすごく人気があるけど、その人気の理由が少しわかったような。
すごく愛のある、大きな人物だったのだなあと。
さらに信念があって実行力がある。
おまけに知的でオシャレときたらモテるに違いありません。

何をするにも、根底に愛を込めないと、何も変えられないんだろうな。
そんなことを思いました。
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by sayacok | 2009-02-08 22:36 | MOVIE