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独白。

社会人になって4年も経つと、みんな今いる場所の影響を多大に受け、それぞれにとって切実な問題からいろいろ湧きでる考えや興味でちがう人間になっていっているということを感じる。これが例えば社会人三ヶ月目~一年目だったりすると、過ぎた日に確実に存在していたコミュニティの素晴らしさを再確認して、あれが最善であったと思いこもうとしたり。戻れれば戻りたいと思ったり。
でも今は、結婚した人・する人、子どもが生まれた人、仕事を頑張っている人、いろいろな人がいて、それぞれの人生の局面で出会う人、考えるべき問題が様々あり、何より最終的に自分で選択した仕事をしていることにより、その人らしさが完成に近づいていくというか、より際だつというか。同じ部活にいた頃よりも、よりくっきりと、その人の輪郭がいろいろなシーンで顔を出す。それがとてもおもしろいなと思った。こんなに違う人間が、よくぞ4年間同じ部活でひとつのこと(アーチェリー)に向かって頑張れたものだと、感動をおぼえてしまった。でもそれは自然にできたものではなくて、各自が楽しさや歓びを作り出すために裏にしまっておいたいろいろな思いだったりはあるにせよ、とにかく楽しむためにみんなそれを行っていたのだと思うのだ。何かがあって組織のバランスがくずれた時でも、自然治癒されたかのように立て直されていく不思議さ。「その人」まるごと受け入れていくと、何も問題なんてないよなってことを、友人たちは再確認させてくれる。
四半世紀とちょっと生きてきて、複数のコミュニティを幸運にも持つことができている。そんな場所があることがとても幸福なことだと思うし、それぞれの場所に集う時、最善の自分でありたいと強く思うのだった。
by sayacok | 2005-06-28 00:50 | DAY&NIGHT
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