活字はいねが~活字中毒です。
まだ読んでない本はないか、と棚をあさっていて見つけたのが、 大橋歩さんのおいしい おいしい。 日常、家で普通に食べているもの、好きな食べものについてつらつらと書いてあるエッセイですが、ものすごくいい。人柄がにじみでているような、微笑ましい文章で。 食べもの関係の本を出すことになったとダンナ様に報告したら反対され、 毎日自分の食事を食べている人に反対されて出版に自信がなくなった、とか、 有名ホテルのレストランに食べに行ったけど、正直おいしくなかった、とか、 その感想の透明でかわいらしい感じが大好きで、著者に対してものすごく好感を抱いた。 こういう文章って、年齢を重ねて自意識とかから自由にならないと書けないなあ。 武田百合子の「富士日記」にも通じるものがあるような。 こういう気持ちで文章が書けるようになりたいなあ、と思った。 でもそのためには、もっと年とらないと。 何にしても、食にまつわる文章は大好きです。 最近そんなものばかり読んでいるような。
by sayacok
| 2007-03-30 14:53
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